最適な洗浄剤の選定
「工業用洗浄剤」といっても多くの種類が存在し、洗浄剤の分類により得意な洗浄方法があります。
当社はお客様のニーズに合った提案をさせて頂くために、日本産業洗浄協議会(産洗協)の洗浄技術検定有資格者がお客様のニーズを踏まえて最適な洗浄剤をご提案させていただきます。
※日本産業洗浄協議会(産洗協)洗浄技術検定 有資格者
1級4名 2級8名
①洗浄溶剤の種類
分類 |
洗浄剤
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塩素系
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塩化メチレン/トリクロロエチレン/パークロロエチレン
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臭素系 |
1ブロモプロパン |
フッ素系 |
HFC/HFE/HFO *HCFCは2019年に製造・販売中止
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フッ素系ハイブリッド |
HFC、HFE、HFO+t1,2de*¹/HFC,HFEHFO+EG/HFC,HFE,HFO+etc
*1:トランス‐1,2-ジクロロエチレン
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炭化水素系 |
ノルマルパラフィン/イソパラフィン/ナフテン/トルエン/キシレン芳香族炭化水素 |
水系・準水系
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アルカリ性/中性/界面界面活性剤/グリコール
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アルコール系
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エタノール/IPA/メタノール
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大きくまとめると、炭化水素系洗浄剤、ハロゲン系洗浄剤、水系・準水系洗浄剤に分けられます。
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多種多様の販売実績をもとに、数ある洗浄剤の中から、それぞれの企業様が持つお悩みを解決するための最適な洗浄剤をご提案します!
よくあるお悩み例
- 汚れがきれいに落ちない
- 乾燥性が悪い
- 洗浄工程を短縮させたい
- 環境や人体に安全なものに切り替えたい
- ランニングコストを抑えたい
②洗浄剤の移り変わり
工業用洗浄剤として広く使われていたフロン系洗浄剤は、オゾン層破壊の影響があるとして規制がかかり全廃となりました。

③洗浄乾燥方法
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④洗浄設備のご紹介
⑤ソリューション実績例
採用事例① A社(産業機械部品製造)
切替内容 |
準水系洗浄剤→フッ素系洗浄剤 |
相談内容
検討理由 |
保有洗浄機の老朽化を理由に、洗浄機切替を検討。
準水系洗浄では、タクトも長く、乾燥性にもバラつきが出ていた。
その後の手拭き工程で数人の作業者が業務を行っていた事が問題点となった。
生産性・安全性向上の観点から、最適な洗浄剤を希望。 |
当社の提案内容
導入後のメリット |
当社よりフッ素系洗浄剤/洗浄機を提案。
乾燥性も向上し手拭き工程の削減(人件費削減)、タクト短縮(処理量UP)を実現した。
洗浄液単価が上がった事でのランニングコスト面の心配はされたが、高性能の回収装置を洗浄機に付帯した事で高い回収能力ができ、ほとんど大気放出しないクローズ化システムにもなり、低ランニングコストを実現させた。 |
採用事例② B社(文房具メーカー)
切替内容 |
塩素系溶剤→炭化水素系溶剤 |
相談内容
検討理由 |
ボールペン部品の洗浄用途でトリクレン(塩素系溶剤)を月1トン以上使用していたが、環境対策による企業イメージの向上のため、塩素系溶剤の不使用が企業方針となり、切替えに着手。 |
当社の提案内容
導入後のメリット |
既存の洗浄設備や乾燥性、洗浄性の点で、塩素系と同じ溶剤系の臭素系やフッ素系の溶剤も候補になったが、液単価の高さが難点となり、比較して液単価が安い炭化水素系溶剤を優先的に検討。同業界では炭化水素系洗浄剤を使用することは異例だったが、重ねての洗浄テストと工程の見直しによって採用となった。 |

『工業用洗浄剤』当社取扱商品一覧