取扱製品

有機溶剤回収装置

有機溶剤回収装置

設備機器

独自の圧縮深冷凝縮法を用いた高濃度低処理風量型のVOC回収装置です。化学品精製工程における抽出溶媒の排出ガス回収や洗浄装置から直接吸引による拡散ガスの回収に適しています。平成16年度環境省実証モデル事業VOC処理技術分野選定技術で99.9%以上の除去性能は実証済みです。

『REARTH®シリーズ』 特長

  1. 広範囲な溶剤と用途に対応し、全ての塩素系溶剤はもちろん、代替フロン等の溶剤ガスも回収可能です。溶剤を変更する場合でも柔軟に対応可能です。
  2. 優れた経済効果を持ち、高い溶剤回収率と溶剤使用量を大幅に削減。低ランニングコストで運転可能です。回収液はそのままリサイクル使用が可能です。
  3. 場所を取らないコンパクト設計で設置が簡単です。排水処理設備が不要で排水は少量の分離水のみ、電源と少量の冷却水だけで運転が可能です。

フローチャート

フローチャート

  1. 吸引:洗浄機の洗浄槽や医薬品原薬製造における混合・造粒装置などからVOCガスを吸引します。
  2. 予冷凝縮器:深冷凝縮器から排出される-30℃程度のガスが円筒を通過し、外筒を通過する吸引ガスと熱交換をして液化凝縮します。
  3. コンプレッサー:コンプレッサーによる吸引加圧により、溶剤ガスの見かけ上の濃度を高めます。
  4. 水冷凝縮器:外部から供給される冷却水により加圧された溶剤ガスを液化凝縮します。
  5. 深冷凝縮器:水冷凝縮器で液化できないガスを冷凍機により液化凝縮を行ないます。ここで殆どのガスを液化します。
  6. (1)活性炭ユニット(吸着):深冷凝縮器で液化できなかった数百から数千ppmのガスを活性炭ユニットで吸着します。
    (2)活性炭ユニット(脱着):活性炭に吸着された溶剤ガスを間接加熱と吸引脱着による温度圧力スイング方式にて脱着します。
  7. 凝縮液タンク:水冷凝縮器と深冷凝縮器で液化された溶剤は、凝縮液タンクに溜まり、定期的に内部圧力により、外部に排出されます。
  8. 水分離器:凝縮液タンクから排出された回収溶剤は水分離器で水分を分離して再利用します。

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