HFC系混合冷媒 『R-410A』 特徴
HFC系混合冷媒 『R-410A』は、HCFC-22の代替冷媒として開発された混合冷媒です。
HFC-32、HFC-125の2種混合で、擬似共沸冷媒です。組成変化を避けるために液充填が必要です。
圧力はHCFC-22の約1.6倍と高く、そのため大きな暖房能力を発揮できます。
また、エステル油及びエーテル油との相溶性に優れています。
(HCFC-22と共に用いられるナフテン系などの鉱油とは相溶性が悪く分離する傾向にあります)
水分溶解度はHCFC-22と比較すると若干高くなっています。
主な用途としては空調分野(ルームエアコン、パッケージエアコン)の冷媒ですが、冷凍冷蔵分野の冷媒としても使用されています。
『R-410A』 一般的性質
① AFEAS'91年12月の発表に基づく。
② IPCC第4次報告書(2007)に基づく100年値。
③ IPCC第2次報告書(1995)に基づく100年値。
取扱方法/安全情報
R-410Aは液化高圧ガスです。通常の条件では危険有害な反応は起こりませんが、使用前にはMSDSをお読みください。
梱包仕様
高圧ガスボンベ 貸し容器 ・・・ 入目 10kg, 20kg, 100kg, トン容器 など
再充填禁止容器(NRC容器)・・・ 入目 10kg