HFC系冷媒 『HFC-32』(R-32) 特徴
HFC系冷媒 『HFC-32』(R-32』はオゾン破壊物質であるHCFC-22の主要代替冷媒として世界的に用いられている混合冷媒R-410Aの構成成分です。
HFC-32は、地球温暖化係数がR-410Aの約1/3である上、それ自身、冷媒として優れた特性を持っていることから、R-410Aの代替冷媒として単体で用いる技術が開発されました。
HFC-32は毒性がほとんど無く、化学的にも安定な物質であり、圧力はR-410Aとほぼ同等で既存技術の延長で使用でき、機器のエネルギー効率にも優れているため、空調機器分野での代替冷媒の候補として、有力な選択肢となっています。
ただ、若干の微燃性【日本では高圧ガス保安法一般則で可燃性ガスに該当しない不活性なガス、ASHRAE34規格ではクラス2L(微燃)】があるため、国際的な安全規格に従い、リスクアセスメントの結果などにも配慮して使用することが必要です。
『HFC-32』(R-32) 一般的性質
①モントリオール議定書に基づく
②IPCC第4次報告書(2007)に基づく積分値100年値
取扱方法/安全情報
HFC-32は液化高圧ガスです。通常の条件では危険有害な反応は起こりませんが、仕様前にはMSDSをお読み下さい。
梱包仕様
高圧ガスボンベ 貸し容器 : 入目 9kg, 18kg, 90kg など