取扱製品

フッ素系オイル、グリース『ダイフロイル』『デムナム』

フッ素系オイル、グリース『ダイフロイル』『デムナム』

フッ素化学品

フッ素系潤滑油『デムナム』

フッ素系潤滑油『デムナム』

『デムナム』は、フッ素の持つ特徴を活かした、熱的、化学的に安定なオイルで、不燃性です。特に、高温度領域にわたる潤滑や、クリーン性が要求される場合の潤滑油として使用されています。また、水や薬品に溶解せず、ゴムやプラスチックに影響を与えないという特徴もあり、数多くの分野で使用されています。

『デムナム』と他種油との物性比較

『デムナム』 鉱油 合成油 シリコーン油
熱安定性 △~○ ○~◎
酸化安定性 △~○
低温特性 ○~◎ ○~◎
粘度-温度特性 ○~◎
耐火性 × × ×
潤滑性 ×
揮発性
耐薬品性 ×~△ △~○ △~○
凡用溶剤溶解性 不溶 溶解 溶解 溶解

フッ素系潤滑油・グリース『ダイフロイル』『ダイフロイルグリース』

フッ素系潤滑油・グリース『ダイフロイル』『ダイフロイルグリース』

『ダイフロイル』はフッ素樹脂ネオフロンCTFEの単量体である三フッ化エチレンの低重合物で、優れた耐熱性、耐薬品性を有し、良好な油性も示します。

『ダイフロイル』/『ダイフロイルグリース』の特性

耐酸素性(ダイフロイル/ダイフロイルグリース)
  • 空気中で燃焼しません
  • 密閉下で9.8MPaGの酸素圧をかけて昇温した際の分解点は300℃以上です。
潤滑性(ダイフロイル)
  • 極圧性に優れます(温度、摺動速度に関係なく低摩擦係数)。
  • 耐荷重性に優れます(焼付き限界荷重が大きい)。
耐薬品性(ダイフロイル/ダイフロイルグリース)
  • 一般の酸、アルカリに対して安定で190℃の濃硫酸や沸点に於けるアルカリ水溶液と反応しません。

『ダイフロイル』の品種及び物理的性質

#1 #3 #10 #20 #50 #100
平均分子量 約500 約700 約900 約1,000 約1,100 約1,300
外観(25℃) 無色透明
軽油状
無色透明
中油状
無色透明
重油状
無色透明
重油状
無色半透明
ソフトワックス状
無色半透明
ワックス状
流動点℃ -70以下 -55~-35 -20~0 5~15 20~40 45~65
比 重
※ (25℃/25℃)
(100℃/100℃)
1,850~1,890 1,900~1,930 1,935~1,955 1,960~1,975 1,945~1,965 1,970~1,995
粘 度
mPa・s(25℃)
mm2/s(25℃)
mPa・s(100℃)
m2/s(100℃)
10~30
5~15
35~100
20~50
190~490
100~250
700~3,000
350~1,500
35~140
20~70
150~300
80~420
屈折率 n0 1,397~1,403 1,405~1,407 1,408~1,410 1,412~1,414
表面張力
 (25℃,mN/m)
26~28 28~29 29~30 30~31
体積膨張率 (1/℃) 7.9×10-4 7.9×10-4

『ダイフロイルグリース』の性質

『ダイフロイルグリースDG-203』
基油 ダイフロイル
増稠剤 フッ素樹脂
不混和ちょう度 220~280
滴点 なし
引火性 なし
耐水性 25℃水中浸漬で5ヵ月間変化なし
耐薬品性 室温で通常の薬品とは反応せず
汎用溶剤溶解性 一部の有機溶媒には可溶
使用温度範囲 (℃) -15~150

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