解決すべき問題点
印刷工場の温湿度条件は、印刷用紙の伸縮や、インキの乾燥速度、ローラーの温度上昇にも大きく影響する。
印刷の品質を安定させるために、工場内の温度は夏季25℃±2℃、冬季23℃±2℃、相対湿度60%±10%に保つことが望ましい。
一方、印刷機の排熱により従業員の夏場の体感温度は30℃を超えることが多いため、職場環境の点も考慮する必要がある。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
顧客からは①印刷品質を安定化させるために工場内の温湿度を極力一定にした上で管理できること
②従業員の健康確保のために体感温度を保持することを前提に、極力予算は抑えたい旨をニーズとしていただいた。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
空調メーカーと加湿器メーカー2社と同行し、最適解を検討。
従業員にはスポットエアコンを設置し、全体空調から局所空調に。
湿度管理設備も併せて設置し、湿度50~60%を安定的に管理するシステムを構築、湿度を安定させることで印刷トラブルを減少させることができた。
●業務用空調機器/乾式除湿機 製品ページ
https://www.kyokutos.co.jp/product/list/tabid/457/catid/7/cmid/1532/Default.aspx