解決すべき問題点
脱脂力の高い有機溶剤と同等レベルの洗浄力、浸透性が要求された。
また、人体への毒性の低い洗浄剤を要望された。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
当社商品ラインアップから、臭素、フッ素、炭化水素を洗浄評価。
量産設備の為、洗浄タクトタイムも要求された。
また、製品には多量の加工油が付着する為、洗浄性と洗浄液のランニングコストも重要であった。
総合的に炭化水素系洗浄剤+真空洗浄、真空乾燥がベストマッチと考え、5槽式炭化水素系真空洗浄装置、炭化水素系洗浄剤『アクアソルベント』を併せて提案。
加工油が多く付着しており細かな隙間に洗浄液を浸透させる事が必要かつ乾燥することも必要であり、
減圧洗浄、減圧乾燥の条件出しに苦戦した。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
洗浄槽内液中に持ち込まれる加工油の濃度が上がらないように、一定の濃度に安定化させるために煮詰め(蒸留再生)回数の条件を確立。
バッチ洗浄から自動ライン洗浄になり効率化が図れた。
●炭化水素溶剤『アクアソルベント』シリーズ 製品ページ
https://www.kyokutos.co.jp/product/list/tabid/458/pdid1/66/Default.aspx