解決すべき問題点
大手飲食チェーンの店舗において、空調機から吹き出す冷風がセルフレジの支柱と天井の接地面に直接当たることで、激しい結露が発生するという問題が生じていた。その結果、発生した水滴が支柱を伝ってセルフレジ本体へと垂れてしまい、電子機器であるレジの故障リスクや、店舗の衛生面・安全面において早急な対策が求められていた。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
本プロジェクトでは、レジ周りの限られたスペースで確実に結露を防ぎつつ、店舗独自の課題をクリアする必要があった。当社はセルフレジの支柱の形状に合わせ、柔軟性と高い断熱性を持つ断熱材「エアロシート」を提案。施工を担当する代理店と協働し、チェーン本部へ導入申請を進めた。
その際、苦労した課題となったのが「店舗の景観維持」であった。エアロシートをそのまま支柱に巻き付けた際、商品表面のブランドロゴが露出してしまい、シックな内装を施した店舗のデザインや景観を損ねてしまう点がネックとなった。
そこで当社は、単に断熱材を販売するのではなく、ロゴを完全に隠して美観を保つための仕上げ方法を検討。専用の「プロテープ」を表面にしわなくらせん状に巻き付ける施工方法を考案し、現場へ提案した。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
断熱材「エアロシート」の導入と、プロテープをらせん状に貼り付ける応用施工の組み合わせにより、課題をクリアした。具体的なベネフィットは以下の通り。
●機器の故障防止と美観の両立:
セルフレジの支柱から生じる結露を完全に防ぎ、水濡れによるレジの故障リスクを排除。同時に、プロテープによる丁寧な仕上げによりブランドロゴを隠すことで、店舗本来の洗練された景観や雰囲気を一切損なうことなく対策を完了した。
●低コストかつ簡単な作業性の実現:
大がかりな空調設備の改修やレジの移設を行うことなく、既存の部材(テープ)を応用した「安価かつ簡単な作業」だけで問題を解決。限られた予算と工期の中で、現場の状況に最も適した現実的なソリューションを提供できた点が、顧客にとって大きなベネフィットとなった。