事例紹介

環境・安全対策ソリューション

「止めない・切らない」で実現した流量測定最適化事例【液体用電池駆動式クランプオン形超音波流量計『UC-1』】

解決すべき問題点

プラントエンジニアリング企業において、計算機室を冷却する水冷式チラーの流量把握が必要となっていたが、従来のインライン型流量計を設置するには、保温材(ラッキング)を取り外し、配管を切断する必要があり、工事負担や作業時間が大きな課題となっていた。さらに、一般的な流量計は100万円前後と高額であり、コスト面でも導入の障壁となっていた。加えて、重要設備であるため簡単にラインを停止できず、「正確に測りたいが、止められない・切れない」という制約条件が存在していた。

取り組みのプロセス・苦労した課題等

配管を切断せずに測定できる手法として、クランプ式超音波流量計(オーバル製『UC-1』)に着目し、他社メーカー製品との比較検討を実施した。しかし、既設のインライン流量計が誤差±1%であるのに対し、『UC-1』はカタログ上誤差±3%であり、精度面への懸念が導入のハードルとなっていた。そこで当社は、カタログスペックだけで判断せず、メーカー立会いのもと実際の現場で実機デモを実施。既設流量計との同時計測による比較検証を行い、現場条件下での実測精度を確認することで、顧客の不安解消に努めた。

最終的な解決策と顧客のベネフィット

現地での実証により、『UC-1』は実運用において既設流量計と同等レベルの測定精度が確保できることを確認。これにより、配管の切断やライン停止を伴わずに流量測定を実現する手段として採用された。また、『UC-1』は約30万円と従来機器(約100万円)と比較して大幅にコストを抑えられるため、初期投資の低減にも寄与した。結果として、①設備改造不要による作業負担軽減、②ライン停止回避による生産影響の最小化、③導入コスト削減を同時に実現。さらに、実測データに基づく運用改善の基盤構築にもつながるソリューションとして評価を得た。

●液体用電池駆動式クランプオン形超音波流量計「UC-1」
製品カタログ

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