解決すべき問題点
メーカー系メンテナンス業務においては、現場での作業電源の確保が必要不可欠である一方、顧客設備の電源は顧客資産であるという認識から、極力使用を避けたいというニーズがあった。また、従来は車両エンジンによる発電で対応するケースもあったが、騒音や排ガスといった環境負荷の観点から改善が求められていた。さらに、複数拠点での運用を前提とする中で、安全性・環境配慮・運用性を満たす電源確保手段の確立が課題となっていた。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
持ち運び可能な電源としてポータブル電源の活用を検討したが、従来のリチウムイオンバッテリーには発火リスクや高温環境下での安全性への懸念があり、特に車両内保管や現場での落下・衝撃など、実運用における安全確保が大きな課題であった。また、メンテナンス現場では安定した電源供給と一定時間の連続使用が求められるため、安全性だけでなく実用性との両立も必要であった。そこで、安全性を最優先としつつ、環境配慮や運用性も含めて複数製品の比較検討を行った。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
国内で個体電池(全固体電池)を採用した「ヨシノパワージャパン」製ポータブル電源を提案。従来のリチウムイオンバッテリーに比べ、衝撃による発火リスクが極めて低く、釘刺し試験をクリアするなど高い安全性を有している点を評価し採用に至った。これにより、現場での落下や運搬時の衝撃、車内保管時の高温環境といったリスクに対しても安心して運用できる環境を実現した。また、顧客電源を使用しない運用が可能となり、顧客への配慮と環境負荷低減を両立している。結果として、安全性を最優先とする企業方針に合致し、各拠点への展開が期待されるソリューションとして高い評価を得た。
●株式会社ヨシノパワージャパン様 ポータブル電源固体電池ホームページ
https://www.yoshinopower.co.jp/