事例紹介

空調冷凍ソリューション

スモールスタートで実現した食品工場の結露・衛生対策事例【天吊型小型除湿器『ドライ・イット』】

解決すべき問題点

食品加工工場において、室温約10℃の低温環境下で結露が発生し、カビや細菌の繁殖といった衛生面のリスクが課題となっていた。特に食品工場では衛生基準が厳しく、結露は製品品質や監査対応にも影響を与える重要な問題である。一方で、低温環境では一般的な除湿機は能力が低下しやすく、十分な効果が得られないケースが多い。また、高性能な産業用除湿機は高額で導入ハードルが高く、費用対効果の観点から最適な対策の選定が難しい状況であった。

取り組みのプロセス・苦労した課題等

従来は、低温環境において十分な除湿性能を確保するためには高額な設備導入が前提となる一方、安価な除湿機では気温15℃以下で性能が大きく低下するなど、コストと性能のバランスに課題があった。そこで、低温環境でも安定した除湿性能を発揮できる方式に着目し、複数の除湿方式(冷却式・デシカント式等)を比較検討した。その中で、コンデンス式を採用した小型除湿機は低温環境でも性能低下が少なく、効率的な除湿が可能である点を評価した。さらに、天吊型で設置スペースを取らず、1台から導入できるスモールスタートが可能な点も含め、総合的に最適と判断した。

最終的な解決策と顧客のベネフィット

簡易除湿器「ドライ・イット」を導入することで、低温環境下でも安定した除湿を実現し、導入前に湿度40~50%であった加工場の湿度を35%まで低減した。低温環境では湿度制御が難しい中、この水準まで改善できたことで、ユーザーからは十分な効果として評価を得た。また、本製品は低価格で導入可能であり、1台から効果検証を行い必要に応じて増設できるため、初期投資を抑えながら段階的な対策が可能である。さらに、天吊型のため作業動線を妨げず、安全性にも配慮された設計となっている。結果として、衛生環境の改善とコスト最適化を両立し、継続的な運用(リピート導入)につながる実用的な除湿対策として評価を得た。


●天吊型小型除湿器「ドライ・イット」ホームページ
https://www.ryonetsu.com/products/air_conditioning/dry_it.shtml

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