事例紹介

空調冷凍ソリューション

断熱施工の工程改善による工期遵守と品質安定化の実現事例

解決すべき問題点

食品工場における冷凍機更新工事においては、厳格な工程管理のもと確実な施工が求められており、特に配管断熱工事においては工期内に完成させることが絶対条件である。従来は断熱材(エアロフレックス)を用い、曲がり配管やバルブなどの複雑な形状に対して現場で加工対応していたが、この作業が工程遅延のリスク要因となっていた。また、加工手間の増大に加え、廃材処理の負担や作業品質のばらつきも課題となっており、工程遵守と品質確保を両立できる施工方法の見直しが求められていた。

取り組みのプロセス・苦労した課題等

従来工法では、現場ごとに断熱材を加工する必要があり、特に曲がり部やバルブ周辺においては作業時間の増加と施工品質のばらつきが課題となっていた。そこで、施工時間短縮と品質の安定化を両立するため、現場加工を前提としない施工方法の検討を実施した。検討にあたっては、「工程厳守」と「施工品質の均一化」を最優先とし、従来材料の継続使用も含め比較検討を行ったが、現場加工を伴う限り作業効率と品質の課題は解消されないと判断。結果として、あらかじめ成形された役物の活用により、施工工程そのものを簡素化する方針へ転換した。

最終的な解決策と顧客のベネフィット

配管の曲がり部やバルブ部に対し、エアロフレックスの役物(エルボ・バルブカバー)を採用することで、現場での加工工程を大幅に削減し、工期内完工を実現した。これにより、従来課題であった作業時間の増加や廃材処理の負担が軽減されただけでなく、施工の標準化により品質の均一化も達成した。また、隙間なく施工できることから断熱・防湿性能が安定し、結露や配管腐食のリスク低減にも寄与している。さらに、熟練工に依存しない施工が可能となり、人員配置の柔軟性向上にもつながった。結果として、工程遵守・品質安定・作業効率化を同時に実現する提案として評価を得た。


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