解決すべき問題点
全国的な猛暑が続く中、顧客の工場では工程内作業に伴い粉塵が舞うため空調機が使えず、熱中症リスクが高まっていた。社会的に人材確保が難しくなる中社内でも声が高まっていたため、作業エリアの労働環境整備が急務であった。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
空調機が使えない状況の中作業者への空調服貸与等も検討したが、労働環境整備の観点から遮熱シートを提案。
顧客からは「作業エリアの温度低減」が前提であるとともに、「狭い施工面積で効果的な施工エリアを提案してほしい」「可能な限り費用を抑制したい」という要望をいただいたため、当社・メーカーにて現地調査を実施し、最適と思われるエリア・コストにて提案した。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
提案の結果、天井屋内側約1,000㎡の施工にて採択いただいた。
施工後、同じ仕様である施工済工場と未施工工場の天井下にて温度を計測・比較したところ、
特に日照時間が6時間を超える日では、施工済工場の方が10℃~15℃低い温度であることが確認され、工場内温度の低減が実現できた。施工エリアを最も効果の高い天井に絞ったことで費用を抑えることができ、顧客より好評をいただいた。
●EMW遮熱シート『G-Ⅰ』『G-Ⅱ』製品ページ