解決すべき問題点
従来、食品包装紙には少量のフッ素添加剤を用いて耐水・耐油特性を付与することが一般的であったが、フッ素製品の環境規制が強まっていく中、非フッ素製品への切替を検討。
取り組みのプロセス・苦労した課題等
基本的に非フッ素品について撥水性はフッ素品と比較して同等であるが、耐油性が大きく落ちる問題を抱えている。非フッ素材料は,その材料特性から高撥水撥油性能を発現させることは困難であるが,表面張力の低いアルキル基の結晶性を高めることで,高温での耐油性を実現した。澱粉類の併用によって薄膜でも耐油性の発現が可能である。また、XP-8001は、紙が本来持っている特性である通気性や離解性を大きく損なうことなく,耐油性の付与が可能である。
最終的な解決策と顧客のベネフィット
非フッ素への切替により環境対応と撥油性を両立させることができた。
●『ユニダイン XPシリーズ』 (紙用非フッ素系耐水耐油剤) 製品ページ
https://www.kyokutos.co.jp/product/list/tabid/458/pdid1/44/Default.aspx