事例紹介

空調冷凍ソリューション

イベントホール(展示場)のIoT空調管理

解決すべき問題点

イベントホールや展示場のような大規模施設は天井が高く台数も多いため空調機が故障してから「異常」に気付き、空調機トラブル対応まで時間がかかることが多い。エラー点検に来てもらうだけで1週間、交換部品の取り寄せにさらに1週間と、修理完了まで2週間かかることもある。また、空調機が故障すると展示商品の特性やエリアなどの影響を受けてイベントが中止となってしまう恐れもある。一方、空調設備保守・維持において労働人口の減少により、これまで以上に効率化や遠隔での管理が求められる。

取り組みのプロセス・苦労した課題等

従前は顧客社内でフロン排出抑制法の「定期点検」を行っていたが、省人化の観点から遠隔監視サービスの検討を開始。新たな空調機や空調システムを導入するとコストがかかるため、既存の空調機に後付けで対応できる遠隔監視サービスを当社より提案。顧客では採用比率が高い上位空調メーカー数社から検討されたが、導入コスト、早期故障対応、ネットワーク対応網の観点でダイキン工業株式会社が提供する「アシスネットサービス」に決定した。

最終的な解決策と顧客のベネフィット

「IoT空調管理」を導入したことで、異常が小さいうちに「異常お知らせメール」が管理者と工事店に届き異常内容が手間なく共有、修理完了まで2週間かかっていたものが2日で終わることもあるなど、エアコンの停止を最小限にすることができた。また空調機の運転時間の見える化により、効率的な空調機保全ができるようになった。遠隔監視サービスを導入することによって、顧客満足度の低下を防ぐとともに管理の効率化を図り、従業員の働き方改革に繋げていく。

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